【宇和島】天赦園・遊子水荷浦の段畑に行きました
4月末に愛媛県宇和島市にある国の名勝庭園・天赦園と、国の重要文化的景観・遊子水荷浦の段畑に行きました。天赦園ではフジの花が見頃でした。
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2022年4月の末に愛媛県の宇和島市に行きました。宇和島では国の名勝庭園として知られる天赦園と、国の重要文化的景観として有名な遊子水荷浦の段畑に行きました。この記事ではそのときの写真などを載せようと思います。
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天赦園
現在は町の一角を占めるだけの宇和島城ですが、当時はもっと広大な土地をもっており、ここ天赦園も宇和島城内にあったようです。
宇和島藩2代藩主の伊達宗利が海を埋め立てて造成した「浜御殿」が、天赦園のおこりとされています。7代藩主の伊達宗紀が慶応2年(1866年)に築庭を命令・竣工し、「天赦園」と命名されたそうです。
その形式は池泉回遊式庭園。「鬼が城」とよばれる山を借景としています。
借景庭園ですが、遠景には現代建築が見えてしまってます。
天赦園には、藤原氏にゆかりがあるお庭ということでたくさんの藤が植わっていますが、なかでも太鼓橋式の藤棚にかかる白玉藤が最も有名な藤です。
今日は少し遅かったようで、半ば花も散り始めていました。
白い藤と青い藤のコントラスト。この日は雨でしたが、藤の雰囲気とぴったりでした。
うれしいことに、藤だなの藤はまだ綺麗に咲いていました。
お庭全体を撮影。池の真ん中にあるのは蓬莱島といわれる小島です。
灯篭の写真。
藤と灯篭を撮影した写真。いいですね。
池のほとりには早くも菖蒲が咲いていました。
あかまつの下にはつつじ。
庭の入口あたりに置いてあるポストと藤を撮影。この色の組み合わせはいい!
遊子水荷浦の段畑
天赦園を見終わったら、国の重要文化的景観「遊子水荷浦の段畑」を見に行きました。遊子水荷浦は、宇和島市内から車で2、30分程はしったところにある、海沿いの集落です。
主に漁業を生業とした住人が生活していますが、背後の急傾斜地では石ころをたくさん並べて整地された段畑が一面につくられており、独特の景観をもった集落として有名です。
段畑の上から海を撮影。真珠の養殖だろうか…
そしてこれが段畑。ここでは主にジャガイモが栽培されているそうです。ジャガイモの収穫期は春ということで、今は農閑期なのか、何も植えられていませんね。
昔はさつまいもを栽培したこともあるそうですが、ネズミの食害がひどいということで今はほとんど栽培されないそう。
一緒に行った方がこの段畑で農園を借りているそうで、すこしジャガイモを収穫して帰りました。