2月も後半に入りましたが、京都ではまだ寒い日が続いています。日差しは確実に暖かくなってきているのを感じるので、京都御苑で晩冬の雰囲気を感じようと思い散歩してきました。

当初予定していなかったのですが、事前予約不要の一般公開をしていたので京都御所にも入ってみました。
少し早い昼ご飯を喫茶ゾウ食べて、地下鉄で北山まで行き、地元の方に人気のパン屋さんまで歩いてゴールです。

カメラはSONY αⅡ（デジカメこれしか持ってない）、レンズはNikkor-H auto 135mm f3.5です。焦点距離135mmの短焦点レンズはあまり人気がないみたいです。確かにはじめはとっつきにくかったかもしれませんが、私は風景の一部や着目したい被写体を切り取るのに丁度いいレンズだと思っています。

2022/02/19 旅程表

コース図

旅行記

清和院御門～京都御苑

清和院御門をくぐってすぐ、ヤマガラを発見しました。ヤマガラは野鳥の中でも特に人懐っこい方のようで、昔はよく飼育されて縁日の屋台で出し物に使われたみたいです。私は見たこともないのですが、いつか見てみたいものです。

京都御所で以前見かけたヤマガラもとても人に慣れていて、手からご飯をあげられそうな程近づいてきてくれました。この個体は残念ながら少し近づくと逃げてしまいました。

望遠レンズならではの遠近法を活かしてみたアングルです。

京都御所の瓦を撮影したものですが、それよりもうしろの松葉のボケ具合が素敵じゃないですか？背景に溶け込んでしまうような映りが堪りません。

手前のボケも使ってみました。被写体はお散歩していた犬さんです。

望遠レンズを持ってると野鳥も撮影したくなりますね。ただし135mm単焦点レンズでは頑張って近づいてもこれが限界でした。

最近はシジュウカラの鳴き声もよく聞きます。

冬になると枯れ木に白い実が点々とついている木を見かけると思います。これがセンダンです。

京都御所

京都御所の中にも入ってみました。京都御苑というのは、昔お公家さんが住まわれていた地域を、明治天皇の命で緑化を行い住民憩いの場とした場所なんですね。だからいつでもはいれるようになっているのですが、京都御所は普段は予約制だったかと思うんです。でも最近は予約なしではいれるようになっているみたいですね。

京都御所の歴史には疎いので、その詳細を引用します。

京都御所は、その古来の内裏の形態を今日に保存している由緒あるもので、現在のものは安政2年(1855年)の造営である。 紫宸殿を始めとし、清涼殿、小御所、御学問所、御常御殿など平安時代以降の建築様式の移りかわりをつぶさに見ることができます。 — 宮内庁HPより

京都御所は，明治維新まで天皇のお住まいであり，桓武天皇が794年に平安京に都を移されたのが始まりです。現在の京都御所の場所は，1331年光厳天皇がここで即位されて以降，1869年に明治天皇が東京に移られるまでの約500年間，天皇のお住まいとして使用されました。この間，幾度となく火災に遭いその都度再建が行われましたが，現在の建物の多くは1855年に再建されたものです。 — 宮内庁HPより

紫宸殿およびその周辺の回廊は平安時代の建築様式で建てられているそうです。

御池庭は、小御所や御学問所の東に位置する池泉回遊式庭園です。今日は早咲きの梅の花が咲いていました。

絵のことは分かりませんが、建物の壁いたるところに描かれている絵画も見どころです。いずれも1855年前後に描かれたもののようです。

喫茶 ゾウ

京都御所を満喫して疲れたところで近くのお店で昼ごはんを食べました。喫茶 ゾウは名古屋の味噌屋が運営している京都のカフェです。メニューは味噌煮込みうどん、クリームソーダ、トースト類など一見脈絡がありません。

このお店は今日が２度目でしたが、今日もカップルや常連さんでにぎわっていました。

今出川駅

今日はもう一つ、行きたいお店があったので、地下鉄で北山駅まで移動。

RADIO BAGEL

北山の一角、深泥池の傍にある地元で人気のパン屋さん、RADIO BAGELです。ベーグル専門店ですがマフィンも売られています。ベーグルは生地がもっちりしていて本当に美味しいです。焼き上げる工程の前にさっと生地を茹でるそうで、それがこのもっちりした味の秘訣なのかもしれません。

今日はほうれん草のベーグルと全粒粉のベーグル、くるみベーグルを買いました。少し前までさつまいもベーグルを期間限定で売っていたのですが、それも美味しかったです。

地元の人の間では、ここでベーグルを買って、賀茂川まで歩いて河川敷で食べるのが流行っているそうです。